2023/12/31 16:45

古くから武夷岩茶の栽培と製茶を担ってきた一族


清朝中後期

陳一族の先祖は武夷山の慧苑坑に移り、代々慧苑寺に居住した。ここから一族と岩茶の歴史が始まる。陳一族の先祖はかつて荒地であった慧苑坑などの武夷山正岩の核心産区を開拓していき茶樹を植えた。今では当時から数えて樹齢100年以上の茶樹も現存している。


• 1951

武夷山全域で「土地改革」政策が実施され、人口に応じて各世帯に土地が分譲された。陳一族に割り当てられた土地には慧苑坑などの茶山9亩以上(約0.6ヘクタール以上)であった。当時の慧苑坑には8世帯が住んでいたが、割り当てられた面積はその中では最大規模であった。


1970年代末から1980年代初

改革開放後、陳一族の 3 代目子孫である陳克春氏は自家山場を注意深く守り、茶園を拡張し、農業と商業に従事した。


1996

武夷山にて茶店を開き、「皇室御茶園」の意味を込めて「皇御茗」ブランドを創設し、茶農民からブランド運営者への変革の一歩を踏み出した。

陳一族の子孫は先祖から受け継いだ製茶技術を守り良心をもって製茶をし、業界で高い評価を得て生産規模を拡大し続けている。


● 1999

「武夷山市武夷山岩茶精制厂」と「武夷山市天心岩茶精制厂」を相次いで設立し、岩茶の制作工芸基準と品質基準を推進した。


● 1990年代から2000年代初頭

商人としての市場への鋭い洞察力と茶人としての山場への執念により、陳克春は山場の重要性を認識し、長年の貯蓄していた財産のほとんどを山場の購入に費やした。1990 年代から 2000 年初頭にかけて、正岩山場を100亩以上購入し、現在の陳一族の山場の礎を築いた。現在三坑两涧の正岩核心産区には200亩以上の茶園があり、その中で慧苑坑の規模が最大である。数多ある武夷山の岩茶メーカーの中でも、陳一族が所有する正岩山場はその広さと岩茶品種の多さにおいて、武夷山の中でもトップクラスといえる。


新時代

陳一族4代目子孫である陳守彪はこれまで一族の岩茶の品格を受け継ぎ、高級正岩茶を中心に「天心明月」ブランドを立ち上げた。岩茶開発のニューモデルを打ち出し発展させ、高品質な製茶に専念した。


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