2021/01/04 01:37
今日は水仙について思うところがあり綴って行きたいと思います。最後におトク情報もありますので、もしよろしければ是非最後までご覧頂けましたら幸いです。
日本にお店を出してから様々な岩茶ラヴァーのお客様とお会いし、岩茶についてお話を伺ってきました。
肉桂がお好きな方やはり多くいらっしゃいます。香り高さとその独特の風味がクセになる方が多いように思います。1つに肉桂といっても、職人の感覚や茶葉の質の違いにより、様々な香りを引き出します。畑の違い、グレードの違いで肉桂の個性を楽しまれる方も増えてきたように思います。
そして商品大紅袍、こちらも日本では大人気の岩茶の1つではないでしょうか?過去にお召し上がりになられた大紅袍にはまって岩茶を好きになるお客様もいらっしゃいました。やはり岩茶と言ったら大紅袍の名前が出てくる方も多いように思います。実際商品大紅袍に使用される品種である、北斗、奇丹、雀舌などは優秀な品種ですし、適切な材料で上手に製茶すれば味わいどころか水質までもを変えてしまうポテンシャルがあります。
しかしながら、私が日本で岩茶専門店を開いて不思議に思ったことがあります。
なぜか全体的に水仙が人気ないんですね。
中国茶の先生や岩茶好きの方と岩茶水仙の話題になった際も、会話の流れの中でどこか水仙には期待していないんだろうなというものを感じておりました。
更に岩茶をよく飲まれるお客様に水仙に抱く印象がどのようなものかを伺った事が何度かありますが、以下のようなコメントも頂いた事があります。
「水仙は水仙」
「水仙は品種的に美味しくない」
「ぱっとしない」
「薄い」
などなど、やはり実際問題として水仙の好感度は低いように思います。
しかしながら、岩茶専門店として水仙の名誉の為に申し上げれば水仙は決して他の品種と比べて劣る品種ではないということです。
適正な材料と製法で作れば肉桂に負けず劣らない香りを醸し出す事もありますし、新品種にも負けない強いキャラクターが形成されることも大いにありえます。かと思えばこれほどまでに角がとれて清らかで緻密で繊細な味わいか!と思うような水仙もあります。
水仙の品種1つから千の世界を紡ぐことも可能!ということで、今回は色んな畑の色んな味わいの水仙についてご紹介しようと思います。
ではしばしお付き合い頂けましたら幸いです。
①Aグレード观窠水仙
よく岩茶好きの間で「香り肉桂、味は水仙」のような言葉がありますが、このカンカ水仙に関してはその言葉を疑うくらいの華やかな香りが致します。皇御茗の水仙ラインナップの中でも香りの強さと華やかさにおいては間違いなくダントツ1位です!そしてAグレードだけあり煎の持ちが素晴らしいです!
②Bグレード鷹嘴岩水仙
こちらは水仙ラインナップの中でも硬派、例えるなら岩の上の仙人みたいな厳かなイメージの水仙です。味わいは土とかのニュアンスで、華やかさがない代わりの味わいの複雑さや旨味、染み渡るような水質を楽しむことができます。この水仙、本当に通好みな感じが致します。
③Sグレード楓樹窠水仙
あの牛欄坑肉桂と肩を並べるレベルの水仙までいくと何が起こるかというと、もはや体が感じる段階に到達します。水仙品種が表現する味わいや香りに透明感、緻密感、品がよりはっきりと感じられ、唯一無二の個性を堪能する事ができます。もはやお茶と会話をしているかのような世界です。
④S+グレード古井水仙
古井水仙の場合、とりわけ派手な香りや独特の味わいというわけではないのですが、清らかという概念をそのままお茶に落とし込んだような非常に安定的な味わいを何煎も何煎も楽しめます。青苔をイメージする、まるで深い森の中で呼吸をしているような、自然的なものと対話しているかのような気持ちになります。
Aグレード小古井水仙の場合は、S+グレードほどの持久力でないにしても、全体的な雰囲気が似ています。
⑤Bグレード慧苑坑水仙
慧苑坑といえばやはり水仙が有名ですが、やはり水仙の良さ、それは香りや味わいにおいてもこのBグレード慧苑坑水仙については初めて飲まれる方は相当驚かれる事間違いないと思います。Bグレードではありますが華やかさと味わいの安定性が素晴らしくまさしく慧苑坑の名を冠するに値する味わいだと思います。店舗で試飲された方のほとんどが水仙のイメージが変わったと仰って下さいます。
最後に2021年の1、2月は水仙好感度アップ月にしようと考えております。
できるだけお求めやすい価格で皇御茗の水仙をお試し頂きたいと考えておりますので、弊社Bグレード慧苑坑水仙を1月2月中は20%OFFで1520円にて販売致します。
この機会に是非水仙をお試し下さいませ。