2020/11/18 03:15
日本の水道水と武夷山の水で淹れた岩茶の味わいがまったくもって異なることはご存知でしょうか?味わい、水質、色合いに到るまでです!
日本で飲む岩茶、武夷山で飲んだ時に比べて何か物足りない…漠然とですがこのように思っていました。
よく聞く話ですが水の性質が違うので、抽出されるお茶の味わいも異なるという1つの例なのだと思います。
どうしたら武夷山で飲む岩茶と同じような味わいが出せるか、密かに様々な水を用いて実験をしていたのですが先日ようやくある水を使用することで限りなく武夷山で飲む岩茶の味わいに近づけることがわかりました。
その水とは…
水の名前をお教えする前に普通の水道水と秘密の水でこれだけ色合いが変わるというのをお見せしようと思います。
今回はBグレード慧苑坑肉桂を例にお見せしようと思います。
まずは普通の水
明るいオレンジ色の水色で、若干薄め。いつもの見慣れた色合いです。
そしてこちらが秘密の水を使って淹れたもの
非常に赤赤としていて、濃い茶色に近い色合いです。
いくつかの岩茶で試したのですが、秘密の水で淹れるとなぜか水色が濃く、若干暗くなる傾向がありました。ものによっては、暗いワインレッドのような色合いとなることもありました。
そして水質は一般的な水道水で淹れた場合はタラタラと流れる普通の水質なのですが、秘密の水で淹れるとこれがまるでオイルのように茶器にへばりつくような粘性を持ちます。見た目でも分かるくらいの違いです。舌が感じるそれは非常になめらかです!
香りについては、秘密の水で淹れたものは香りが鼻の中に滞留するような雰囲気があります。香りが突き抜けるというよりも、香りが鼻の中に余韻として残るイメージです。
味わいについては劇的に変わります。香りが鮮やかになり余韻が長くなります!言い過ぎとかではなく、Bグレードの味わいをAグレードに変えてしまうほどの衝撃です。
私の感覚ですが、少なくとも弊社のBグレード金仏、Bグレード奇丹、Bグレード北斗に関しては劇的に味わいが向上するように思いました。
さて、この秘密の水の正体とは
「福寿鉱泉水」という水です。九州の温泉水との事ですが、ケイ素分はを多く含む硬水のようです。
武夷岩茶を現地の味わいで出したい時や、岩茶のお茶会、勉強会などに是非ご活用くださいませ。
参考までに福寿鉱泉水で淹れて美味しくなったお茶を以下に記載させていただきます。